自由と生産性のマトリックスについて

ノマドライフを実現するには、長期的な視野に立って仕事を選ぶべきだし、自分で仕事をつくりだしていくべきです。つくりだすというと難しく感じるかもしれませんが、色々と動き人と出会い、体験する中で自分なりにこんな事が出来るかもとノリよく挑戦する事で出来るそうです。

目の前のお金や時間に流される程にどんどんと制約が増えていき、その結果旧来型のスタンダードに縛られてしまいます。

下記は、自由と生産性のマトリックの図です。

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Aが、自分の目指すところです。Bの「仕事は上手くいっているが、様々な制約に縛られている」人達というのは、資産家・経営者、世間でいうところの超エリートと言われるビジネスパーソンの方々です。

「お金をたくさん稼ぎ、たくさんのモノを所有したり、豪邸に住むのが幸せ」という価値観の持ち主であれば、これも一つの生き方でしょう。元来私達日本人は、農耕民族である為、特定の企業や場所に定着し、生活するのが居心地が良いという人も多く、ノマドライフが、全ての人にとって適しているとは限りません。

しかし、Bのカタゴリーに属している人でも時代の変化でその仕事そのものがなくなったり、時間も自由もない激務にさらされたり、職場という特定の人間関係に縛られ続けてストレスを抱えているなら改めて自分の価値観を検証する必要があります。

優秀な経営者の方でも多くの従業員を抱えたり人と接したり、業績成果という社会的プレッシャーに追われ続ける、有名になると社会的に注目され続けて疲弊し、家族との大切な時間も確保出来ていなく内実とても苦しんでおられる方もいらっしゃるかもしれません。

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そして、従業員を会社という枠に抑える事もネットが発達したこれからの時代、難しいかもしれません。人間感情で生きるものですので、その人の人生を完全にコントロールし続けるのは、不可能でしょう。

何より、お互い一度きりの人生をそうじゃなきゃって思わせたり、思わされる事にエネルギーを使い消耗するのは時間がもったいないと思います。

自分が作り上げたシステムによって自分自身が苦しむなんて、一体何の為のものなんだと思いますよね。

最も大切なのは、「自分の人生にとって重要なことは何か?」という少し哲学的な問いかけをすることです。自分の人生の転換期にさしかかっていて、自分も変わる時期に来ているのではないかと冷静に立ち止まり、内省する事を推奨します。

Cの会社に依存するビジネスパーソンというのは、労働時間や給与、社会保障、福利厚生などの自分の権利は主張するけれど、利益を出すという結果を出せず社員としての義務を果たせていないのに、愚痴ばかりをはく人の事を言います。

これは、僕がドンピシャで当てはまっていました汗この状況は、実は自分が会社に依存している事に気付いていないということです。

また、愛社精神に溢れるけれど不幸にも報われない会社の仕組みに組み込まれているビジネスパーソンもCにあてはまります。その成果は会社の仕組みによるもので、自分個人のスキルに起因するものではないです。

そもそも社員に完璧に報いてくれる会社など存在し得ないですし、「頑張った分会社に認めて欲しい」と願うのは、自分の評価や成果を他者に委ねる為、依存に繋がります。他者からの評価が完璧というのは、ありえない話です。

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また、Dのワンダラーについてですが、会社にいてもスキルや生産性が低いので評価されず、自分の居場所を求めて仕事を転々としてしまう人、どこにも所属しないフリーランスだけどビジネスや居場所を作れず時間を持て余してしまう人もせっかくの自由を活かせずただぼんやりと生きてしまっています。自由ではなくお金や充実感がなく実は不自由かもしれません。今の自分でしょうか。フリーランスとは名ばかりでニートの人もいるかもです。

冷静にまず自分はどの状況であるかを自覚する必要があります。

A,Bの領域に移行するには、高いスキルと生産性、そして自分自身の人生哲学という大切なものが必要です。

そして、ノマド移行期のどのフェーズにあるかを自覚してノマドになる為に必要な行動やスキル、考え方をつけていかねばなりません。